Iran Human Rights
(イラン・ヒューマンライツ11月9日)
イラン国内の複数の情報源によれば,拘束されているクルド系政治犯のイーサン(イシュマイル)ファタイアン(28)の死刑が11日(水)に執行される見込みが強くなってきた。イーサンは自身の死刑執行に抗議して8日(日)から,水分の摂取も絶つ完全ハンガーストライキに入っている。
イーサンは,「神への反逆」およびクルド系反体制グループに荷担したとして有罪判決を受けている。
アムネスティ・インターナショナルによれば,イーサンの弁護人は,11日にサナンダジで行われる死刑執行に立ち会うよう呼び出しを受けている。イーサンは2008年の4月から8月にかけて数度にわたって拘束され,拘束中には拷問を受けたともされている。サナンダジの革命裁判所第1法廷では,イーサンには国外追放と禁固10年の刑が言い渡され,イーサンも検察も控訴した。控訴審では1審の判決を覆してイーサンに「神への反逆」とクルド系反体制グループPJAKへの参加を理由に死刑が判決された。この判決は最高裁の裁可を受けるものと見られている。
イーサンのほかにも,2008年9月に政府高官暗殺を企てた罪で,ふたりが死刑に処せられる可能性があるとアムネスティ・インターナショナルでは見ている。
本サイトとしては国連,EUその他関連機関に対し,イラン政府に働きかけてイーサンの死刑執行を停止させるよう要請する。