モハマド・ハッサンザデ処刑の詳報

木曜日 2008年7月10日

[English] [فارسى] [日本語]


(イラン・ヒューマンライツ 6月25日)

モハマド・ハッサンザデは10日サナンダジの刑務所で絞首刑に処された。ハッサンザデの弁護士であるモハマド・モスタファエ氏によれば16歳11ヶ月であった。モスタファエ氏は現在21人の未成年犯罪者の弁護を引き受けている。

ハッサンザデの罪状は,14歳11ヶ月のときに犯した殺人で有罪というものであった。

イランの日刊紙Etemaad e Melli とKargozaranおよびモスタファエ氏のブログによれば,ハッサンザデの死刑判決はイラン最高裁の裁可を受けており,また執行命令は司法長官であるマムード・シャーロウディ師によって発せられている。

またEtemaad e Malli 紙は,ハサンザデの身分証明書の写真を掲載した【英語ページ写真】。証明書には生年月日が記載されており,死刑執行当時16歳11ヶ月であったことが確認できる。同紙はさらに ハッサンザデの父親が死刑執行の予定について知らされていなかったことを伝えている。イランの法律では,死刑囚の親は執行の48時間前までにその予定について知らせられることとされている。

ところが死刑執行以来,イラン政府は未成年者を死刑に処したことを否定している。司法庁報道官のジャムシディ氏は記者会見で,「イランでは未成年者に対する死刑執行は行われておらず,先日サナンダジで処刑された者は執行時18歳以上であった」と述べた。最高裁長官のモファイド師は,別の記者会見において「イランには死刑を宣告された未成年者はいない。イランでは殺人を犯した未成年者に対しては『目には目を』の原則を適用するだけだ」と述べた。

なお,マクワン・モラードザデは13歳の時に同年の少年を強姦したとしてケルマンシャーの刑務所で死刑に処されている。